整体師から見た抱っこ紐 ① 産後ママの抱っこの悩み

毎日の子育てに欠かせない抱っこ紐。実は、肩や腰への負担で悩んでいる方が多いのです。「抱っこで育てたいのに、肩こりや腰痛で途中で抱っこをあきらめてしまった・・・」という声もよくお聞きします。

そこで、産前産後の整体が専門のベビーラップ・アドバイザーの堀内千賀子さんに快適な抱っこやおんぶについてのアドバイスを頂きました。
いつもとはちょっと違った視点からのベビーラップについて5回シリーズでお届けします。

はじめまして。
整体師歴10年、ママ歴4年の2児の母、堀内千賀子と申します。

自身の出産経験を機に、特に産前産後の方を専門に整体をはじめとする代替医療での身体のケアをご提案しています。ママの日常生活へのサポートが重要であると感じて、ベビーラップ・アドバイザーとしても活動しています。
長男誕生の時からディディモス一筋の愛用者である私が、5回に分けて今回は身体の専門家としての目線から「抱っこ」「おんぶ」「ベビーラップ」について考えてみたいと思います。

第一回目は、私がベビーラップを選んだ理由と産後ママの特徴についてです。

私がベビーラップを選んだ理由

たくさんある抱っこひもの中から私がベビーラップを選んだ一番の理由は「赤ちゃんにとってすばらしい!」という思いでした。大人にも赤ちゃんにもこんなにフィットするベビーラップならば、抱っこされる赤ちゃんはきっと安心できるにちがいないと直感したのです。もしも私が生まれたばかりの赤ちゃんだったとしたら、ぜひこのベビーラップに包まれたいと感じました。
たくさんの情報の中で、何を選ぶべきか迷ってしまうことはよくありますよね。個人的な考えですが、抱っこ紐選びに限らず「もし私(ママ自身)が赤ちゃんだったら…」と考えることは、子育てにおいて一つの基準になると思います。ママのお腹という完璧な安全地帯から、全く新しい未知の世界に誕生した赤ちゃんになったつもりで、赤ちゃんのことを考えてみてください。すーっと考えがまとまることがあると思います。

産後ママさんのお悩みは?

では、整体師から見た産後ママさんのお悩みの傾向はどのようなものでしょうか。最も多いのは、腰痛・肩こり・ひざ痛・手首痛などです。たいていお悩みは複数あり、お話しを聞いていくうち実は…と、尿漏れに悩む方も密に多くいらっしゃいます。そしてできればスタイルも以前のようになりたい、と願っているママが多いようです。
さて、一見関連のなさそうなそれぞれのお悩み
・各関節の痛みやだるさ
・尿漏れ
・産後の体型の戻りが悪い
これらの症状を起こす共通要因の一つが「抱っこの仕方」をはじめとする日常動作にある方も少なくありません。逆に言うと、抱っこの仕方日常のちょっとした癖を直すだけであっという間に色々な問題が改善する方も多いということです。

次回は<抱っこ紐なし、素手で赤ちゃんを抱っこした場合のママの姿勢>からその問題点をみてみましょう。
いかがでしたか?次回をお楽しみに!
感想・コメントもお待ちしています。

ベビーラップや抱っこ紐について<整体師:堀内千賀子さん記事>:

①産後ママのお悩み

②素手抱っこ

③抱っこ紐の注意点

④ベビーラップの特徴

⑤ベビーラップのおんぶ

ズバリ新生児からの抱っこ紐の選び方を聞く!


 兵庫県尼崎市・岡山を中心に活動中の堀内千賀子さんのHP