The Making of Shobu~「菖蒲」~

今週、新発売された「菖蒲シリーズ」。
初の日本企画ベビーラップ製作ドキュメントをお届けいたします。

Ⅰ・デザイン決定まで

「菖蒲」シリーズは美しい日本の色使いで「ファセット・レインボーJAPANを作ろう!」として企画がスタートしました。

愛用者の皆様から広くご希望を取り入れるため、facebookにてキャンペーンを実施。コンペ①では採用するカラー、配色(5~7色以内)アイデアを募集。ご応募の中から、最初の段階で「いいね」の多い、しかも製作可能な3候補を日本代理店&ディディモス本社にて選出。続くコンペ②にてエントリー候補をfacebookにて公開し、一般からの人気投票で一位を決定。一番多くの「いいね」を獲得したデザインが採用されました。採用者には出来上がったベビーラップをプレゼントという嬉しい特典も用意されました。

予想以上に沢山のご応募に日本代理店では「どれも作りたい!」と嬉しい悲鳴。ディデイモスご愛用の皆さんの色彩に対する高い意識に感動しました。さらにドイツ本国では使ったことがない色糸をイメージ通りに作り出す難しさに担当者は非常に苦労しました。しかし、「絶対に素敵なものを作り上げる!」という強い思いで試行錯誤を続けました。

Ⅱ・優勝デザインのコンセプト

コンテストの結果、優勝は佐藤睦子さんの作品「菖蒲」に決まりました。

「四季を色彩として表現した配色法で平安時代に生まれた「襲色目(かさねいろめ)」。その襲色目の夏のグループに属する『菖蒲(しょうぶ)』をイメージしたグラデーションカラーです。菖蒲は邪気を祓う縁起の良い植物としても知られています。 上下の色が違うため巻き方で印象が変わり、初心者にもわかりやすくお勧めです。」

さとうむつこさんから~
「私がベビーウェアリングに出会ったのは2003年。最初は全然上手に使えていませんでしたが、札幌でベビースリング交流会に参加して安全で楽に抱っこをすることが出来るようになりました。
この体験があったから自分の今の活動があるのかもしれません。 その後、ベビースリング・兵児帯・ストレッチラップ・レボゾなどで息子を育てる中で、スリング講習会を受講し、千葉に引っ越したのをきっかけに友人と『千葉ベビースリング交流会』を始めました。

『千葉ベビースリング交流会』は2009年9月に月一回のペースで交流会を始めて今年で8年目。この間にも抱っことおんぶの知識を深めるべくさまざまなことを学んできました。 2016年に「だっことおんぶの研究所」のベビーウェアリングコンシェルジュを取得、そしてベビーラップについてもっと学びたいと思い2017年にディディモス日本代理店認定の「ベビーラップ・アドバイザー®」を取得しました。こうなってくると私の学習欲求はとどまる事を知らず、同2017年ドイツのベビーウェアリングスクールのディ・トラゲシューレ(Die Trageschule®)のマスターコースを修了しました。 今は、共に抱っことおんぶについて学んできた仲間と「だっことおんぶを考えるベビーウェアリング会」を発足し、都内の産前産後ケアセンターを主な活動場所として講習会を行なっています。

『千葉ベビースリング交流会 クスクスぽっけ』
『だっことおんぶを考えるベビーウェアリング会』

ディディモスのベビーラップでの抱っことおんぶを知ったとき「なんで息子が赤ちゃんのときにラップも使ってなかったんだ~!自分のバカバカ!」と思っていました。その後悔どっぷりの気持ちのおかげでいまだにベビーウェアリングに楽しく関わらせていただいております。 この度はこのようなすばらしい企画に参加出来、ドキドキ、ワクワクで過ごせて楽しかったです。本当にありがとうございました。

今回、たまたまベビーラップ・アドバイザーの作品に「いいね!」の数が一番多く集まりました。これは公平に多数決を行った上での結果であり、代理店側で作為的に選んだものではありません。佐藤さんの作品が皆さんにとても指示された結果です。

Ⅲ・ファセット以外のバージョン誕生

実はこの「菖蒲シリーズ」、たくさんの素材違いで商品ラインナップしています。帯のような美しさに仕上がったファセット、初心者からとても扱いやすいダブルフェイス、軽さが嬉しいプリマ。そして、待望のヘンプ・シルク混の誕生!日本の蒸し暑い夏に最適な吸湿性に富んだヘンプ混。さらにシルクを混ぜることで独特のひんやりした手触りと、冬の暖かさを両立しました。ぜひ、お子さまの月齢や使用する季節などに合わせて、お選びいただきたいとスタッフ一同発売を楽しみにしてきました。

ディディモス ベビーラップ

ファセット菖蒲

ディディモス ベビーラップ

アダ菖蒲

ディディモス ベビーラップ

プリマ菖蒲

ディディモス ベビーラップ

ダブルフェイス菖蒲

Ⅳ・ドイツ、ディディモス社より

今回の製作に多大な協力をしてくださったホフマン社長からコメントをいただきました。

「たくさんの方との協力で製品化にいたったプロジェクトでとてもやりがいがあり、とても楽しい仕事でした。日本独特な色彩の「菖蒲」は本国でも大好評で、日本での発売を機に、今後は全世界に紹介します。」

いかがでしたか?サイズ・素材も豊富に揃ったオンラインショップをご覧ください。

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