ベビーラップで蒸し暑い夏も涼しく快適

ベビーラップは通気性の良い一枚布の抱っこ紐です。

ぐるぐると巻き付けるように装着するため、「日本の蒸し暑い夏に、ベビーラップは向かないのでは?」という声はよく聞きますが、素材や巻き方の工夫を知って、赤ちゃんと一緒に涼しく快適な毎日を過ごせます。

ポイント1:夏もひんやりの天然素材を選ぶ

ディディモスのベビーラップは100%天然素材(オーガニックコットン、絹、麻など)で作られており、通気性や吸湿性に定評があります。
また、ご家庭で簡単に洗うことができ、渇きも早いので、常に清潔に保ちやすいです。 
多湿高温の日本の夏をより快適に乗り過ごすためには、吸湿性に優れた麻混、または外の暑さから身体を守ってくれる絹混のベビーラップがおすすめです。

吸湿性抜群の麻素材

夏のお洋服にも人気のある麻の素材は、ディディモスにもよく使われています。日本では植物の茎からとれる繊維の総称として麻と呼ばれることが多いですが、植物学的には様々な品種を含んでいます。その代表的な植物はヘンプ(大麻)とリネン(亜麻)です。麻繊維の最大の共通点、そして涼しさの秘訣は、茎の構造です。 茎の中は空洞になっています。その構造のおかげで、水分や汗をすばやく吸い取って外側に発散させることができます。綿より4倍の吸湿力もある麻は、夏向けの抱っこやおんぶには非常に適しています。 麻は夏向けの素材というイメージが強いのですが、乾燥している秋冬は空洞の中に空気が入っているため、空気の断熱性によって保温効果が生まれますので、通年利用しやすいおすすめ素材です!

 ヘンプとリネン混ベビーラップのバナー

ヘンプとリネンの違い

リネンの織物は表面がなめらかでサラッとして、さわやかな涼感とシャリ感が大きな特性です。光の反射角度によって色の印象が変わり、上品な光沢感もリネンならではの魅力です。 ヘンプよりシワになりやすいので、アイロンがけが苦手な方にはリネンがやや不向きと言えます。

ヘンプは、リネンよりもさらにサポート力や吸湿性が高く、使えば使うほど柔らかくなります。使い込んでいるヘンプ混のラップは綿よりも柔らかくふんわりとしています。 天然繊維の中で最高のUVカット効果を誇れるヘンプは汗を素早く吸い取ると同時に、大切な赤ちゃんを紫外線から守ってくれます。

放湿性に優れているシルク

シルクが夏に涼しいのは、天然素材の中でも、素早く汗を吸い取り体外に放出するという吸湿性・放湿性に優れているからです。吸湿性は麻ほどではありませんが、綿より優れています。柔らかでなめらかなシルク混のベビーラップやスリングもまた新生児からのご利用やベビーラップ初心者にもとても利用しやすいおすすめ素材です。

 シルク混ベビーラップのバナー

素材の比較

シルク コットン
ベルトタイプ抱っこ紐のイラスト リングスリングのイラスト
吸湿性 ★★★★★ ★★★★☆ ★★★☆
発散性 ★★★★★ ★★★★☆ ★★★☆
伸度 ★☆☆☆☆ ★★★★★ ★★★☆☆
柔らかさ ★★★☆☆ ★★★★ ★★★★
ブレイクイン ★★ ★★★★ ★★★★
手入れ ★★★★☆ ★★★★★ ★★★★★
サポート ★★★★★ ★★★★☆ ★★★☆☆

ポイント2:夏に涼しい巻き方を選ぶ

真夏に赤ちゃんを抱っこする女性

ベビーラップの巻き方には多数のバリエーションがあります。赤ちゃんの発達、大人の使いやすさ、使用シーンに合わせて、自分にあった巻き方を選べることは、ベビーラップ最大のメリットの一つです。通気性の高い巻き方を使えば、100%綿のベビーラップも一層涼しく使いこなせます。

  1. 少ないレイヤーの巻き方
    ベビーラップは名前の通り、赤ちゃんをぐるぐると大人の体に巻きつけるというイメージはありますが、伸縮性のあるストレッチラップと違って、織物性のラップは少ないレイヤーでも安定します。レイヤーが減ることによって、大人と赤ちゃんの身体の間に空気が入りやすく、通気性も増します。
    夏用の少ないレイヤーのおすすめ巻き方:
  2. ウェストで結ばない涼しいおんぶ
    ウェストで結ばないリュックサックキャリーは涼しいおんぶとして夏に適しています。肩で結ぶシンプルな巻き方なら短いショートラップ(ベースサイズ -3)でも巻けます。また、チェストベルトのフィニッシュを取り入れれば、体重分散や安定感が高まり、長時間のおんぶも快適です。チベタンのような胸を広く覆うフィニッシュの代わりに、キャンディケインチェストベルトを使えば、爽やかで可愛い仕上がりになります。
    夏用のおすすめのリュックサックキャリーのフィニッシュ:
  3. 通気性の高い腰抱き
    夏は腰抱きの出番!赤ちゃんを腰に抱っこすると、親子が密着する面積が少なくなり、通気性が一層高まります。また、生後4ヶ月以降のベビーは好奇心が高まり、赤ちゃんが周囲に興味が湧き始める時期です。親とのアイコンコンタクトを保ちながら、広い視野を楽しめる腰抱きは少し大きくなってきた赤ちゃんがとても喜びます。
    夏用のおすすめの腰抱き:

ベビーラップの巻きつけは涼しいところ!

身体にベビーラップを巻き付ける時は、暑さを最小限にとどめるために、涼しい場所でのセッティングがおすすめです。

ポイント3:短いベビーラップを活用

レイヤー1枚で通気性のある巻き方は長いベビーラップでもちろん楽しめますが、短いベビーラップ(通称:ショートラップ)を使えば、巻き方がコンパクトに収まり、出先の抱きおろしも手早く便利です。特に、夏の腰抱きにはショートラップが欠かせません。夏用に麻混のセカンドラップを検討の場合、ショートラップを視野に入れてみませんか。

ショートラップのコレクション

夏用のショートラップにおすすめの生地

ショートラップはレイヤー一枚で赤ちゃんを支えるため、固定しやすく、大きな赤ちゃんの体重も分散できる織布を選びましょう。

  • 素 材:ヘンプ混、リネン混、100%リネン
  • 重 量:210g/m2以上
  • サイズ:ベースサイズ -2 なら抱っこやおんぶに一番汎用性が高い
  • 質 感:グリップ(摩擦感)のある織布: プリマアダ、立体的な織模様のジャガード織(メトロ、モザイクなど)
ショートラップの動画

まとめ

工夫次第でベビーラップは、日本の蒸し暑い夏も涼しく快適に過ごすことのできる抱っこ紐です。

麻やリネンなどの天然素材のショートラップを涼しい場所でセッティングすることで、快適にベビーラップを楽しんでください。また、巻き方選びも重要ですので、ご紹介したポイントを参考に通気性の良い巻き方を選んでみてください。