よく似ているディディタイとディディクリック。自分はどっち?違いからわかる選び方
1.共通点(特徴)
ディディタイ・ディディクリックには共通した良さがあります。
- 対面抱っこ・腰抱き・おんぶの3種類の抱き方を楽しめます。
- 赤ちゃんの首すわり後からおんぶができます。
- 子どもの成長に合わせて、新生児から幼児(3歳頃)まで調整し使用することができます。
- 背当て布は、子どもの理想的なM字の姿勢と、背骨の緩やかなカーブが保てる設計になっています。
- ウェストベルトや肩紐は、体格差のある大人の兼用にも対応できるよう調整できます。
- 肩紐が幅広なため体重分散がしやすく、結ぶ場所を変えるだけで長さも調整できます。
2.相違点
ウェストベルトの違い
比較 | ディディタイ | ディディクリック |
ウェストベルト | 幅11㎝の布製の紐を2回結んで固定 | 幅約8㎝のベルトをバックルで固定 |
装着できる胴囲 | ~130㎝まで対応 | ウェスト58~140㎝に対応 |
こんな方におすすめ | 小柄な方、幅広なウエストベルトだと骨盤にあたりやすい方には、柔らかなディディタイのベルトがフィットしやすい | リュックサックのようなパッド入りの幅広いウエストベルトで、しっかり留めるのが安心できる方 |
おんぶの位置
一般的なバックル式抱っこ紐に比べると、高いおんぶが可能です。これはウェストベルトの形状と、肩紐を引き締めて結ぶだけで高さ調整ができるという、ディディタイとディディクリックの大きな特徴によるものです。赤ちゃんの首すわりから、高い位置で密着したおんぶができることは、お子さまの興味関心を満たすことができます。また、大人にとっても子どもと一体となって体を動かしやすくなるなど、双方にとってのメリットが増えます。
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比較 | ディディタイ | ディディクリック |
ベルトの位置 | 非常に高く装着できる | 比較的高めに装着できる |
高いおんぶ | ★★★ | ★★ |
背当て布
背あて布の大きさは、横に、縦に自由自在に調整できます。新生児にはもちろん、幼児にもサイズがぴったり合わせられるので、きょうだいでの使用にも便利です。また幼児期の膝裏部分のサポートには、肩紐も活用できます。
比較 | ディディタイ | ディディクリック |
横幅 | 調整紐を引き締めて、紐を結んで固定 | ベルトの面ファスナーの位置で調整 |
縦幅 | 腰紐を内側に折り返す | 調整紐を引き締める |
レッグパッド(膝裏部分) | なし | あり |
お手入れや携帯性
お手入れの簡単さ、コンパクトにまとまる携帯性を重視するなら、ディディタイがおすすめです。
比較 | ディディタイ | ディディクリック |
お手入れ | そのまま洗濯 | ベルトを取り外して洗濯* |
携帯性 | コンパクトに畳む | ベルトで留めてコンパクトにまとめる |
*ベルトは洗濯可能ですが、洗濯前に取り外せばバックルの寿命がUP!
3.目的別選び方
こんなとき??あなたが選ぶのはディディタイ?ディディクリック?
首すわり後すぐにおんぶしたい
背当て布と肩紐の布で赤ちゃんの身体を隙間なくぴったり包み、親子が密着できると、首すわり後すぐにおんぶすることができます。昔ながらのおんぶのように、赤ちゃんが肩越しに景色を楽しめるような高いおんぶは、ディディタイの得意分野。
妊娠中のおんぶ
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妊娠中のお身体には、腹部の圧迫を少なくすることのできるディディタイがおすすめです。ウェストベルト(腰紐)を固定する場所を自在に変えられます。
双子抱っこ
ディディタイ・ディディクリックの特徴ともいえる幅広の肩紐。肩紐の厚みがなく、すっきりとしているため、他の抱っこ紐と一緒に使う相性も抜群です。ベビーラップやスリングと組み合わせて、双子を同時に抱っこすることもできます。また、ディディタイは腰ベルトが紐ですので、ベルト式抱っこ紐と組み合わせても腰回りが快適に使えます。 ディディクリックなら新生児から双子を一緒に抱っこすることも可能なのです。
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アウトドア
アウトドアなどの外出時の抱っこ・おんぶは長時間にもなります。アクティブな動きには、ディディクリックのウェストベルトがしっかりと体重分散して活躍してくれることでしょう。
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2人で兼用
体格差のある大人が複数で兼用するなら、ディディタイがおすすめです。バックル調整の必要がなく、使うたびにぴったり結ぶだけ。パパママの兼用はもちろん、保育現場などで複数の大人が使用するときも非常に便利です。