独・トラゲシューレ・ベビーウェアリング・マスターコースレビュー

2017/3月/10

今年二月、ドイツからベビーウェアリング・コンサルタント養成校の校長先生をお招きして開催したマスターコース。ディディモスのベビーラップ・アドバイザーも６名参加しました。講座を受講して3か月が立ちますが、6人共とも各地で大活躍しています。
だっこ・おんぶ全般のご相談に応じたり、ベビーウェアリング・コミュニティー・ジャパンの実行委員になったり、子育て支援者向けのセミナーを開催したりして、日本でより快適なベビーウェアリングを広めるため、第一線で活躍しています。

来年もウルリーケ先生を日本にお招きし、ベビーウェアリング講座の企画を考えております。興味のある方は、ぜひ次回講座にご参加下さい。さて、マスターコースで学んだことについて、活動中の堀内さんから、レビューが届きましたのでご紹介いたします。
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こんにちは。
新大阪のディディモス講習会担当、ベビーラップ・アドバイザーの堀内千賀子です。

2月に東京でディ・トラゲシューレのマスターコースを受講しました。ディ・トラゲシューレはドイツのベビーウェアリング・スクールです。(海外にはベビーウェアリングの専門学校があるのです！)

今回のマスターコースは全4日間ということで、幼い子どもを持つ私としては参加を迷っていました。(もちろん託児もありました！)しかし、いざ参加して得たものの大きさと感動は絶大。もしこれからマスターコースへの参加を検討される方がいるなら参考になればと思い、感想を投稿させていただきます。
講師はディ・トラゲシューレの創立者で校長でもあるウルリーケ先生でした。とてもおおらかで優しいお母さんの雰囲気ですが、その奥には力強い芯を感じました。

さあ、いよいよマスタークラスのスタートです！まず初めに、ウルリーケ先生はおっしゃいました。「伝え方のアイディアをどんどん吸収してください」と。

初めに言われた時はピンときませんでしたが、今回の講習は今まで受けたことのある講習会とは全く違っていました。工作あり、時にはベビーラップで表現することもあり、巻き方などの実技以外の時間もとにかく机上にとどまることのないカラフルで立体的な内容でした。一見無駄にも思えましたが、思い返せば重要なポイントが鮮やかな色とともに蘇り、身体が鮮明に覚えていることには驚きました。私を含め子育て中のアドバイザーにとっては「復習の時間を作らなければ…」というプレッシャーもあったと思うのですが、脳の機能など難しい話しでさえ気づけば自然頭に入っている、そんなクラスでした。ウルリーケ先生のおっしゃった通り、今回のクラスのテーマの一つであった「教授法」はしっかり盗ませてもらい、さっそく自分のクラスへ取り入れて反響を得ています。

脳おりがみ	赤ちゃんの発達	脳の機能
おりがみで分かるオキシトシンの効果	正しい抱き方がわかる工作	赤ちゃんの発達

実は今回のマスターコース、世界初だったそうです。股関節や背骨の発達についてのより深い知識だったり、コンサルティングやコーチングなどを含め、ベビーウェアリングを伝えていくにあたって重要なことがふんだんに盛り込まれたプログラムでした。

その中でも大きなテーマの一つは「乳児の発達」でした。抱っこの姿勢を含め、赤ちゃんの姿勢や扱い方、育て方については、時代によって、国によって、色々な方法が伝えられています。中には真逆のものもあり、「何が本当に正しいのか」という疑問は私を含めママたちの永遠の課題ではないかと感じていました。

しかし、今回なんとその答えを得ることができたのです。(知りたい方はぜひ講習会にお越しくださいませ！）それが分かっていれば、ベビーウェアリングの現場だけでなく自分の子育てにも応用できますし、筋緊張低下、亢進など発達障害のあるお子様に対しても特別に難しい専門知識がなくてもサポートしてあげることができます。(もちろん、専門家との協力は不可欠です)

今回のクラスは、ただ今までの疑問が解消されただけではなく、これから起こりうるあらゆる問題への対処方や考え方を教えていただいた特別なクラスでした。